『ご成約ありがとうございました』
平成30年1月31日
代表取締役 趙 勝一
平素は格別のご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。
今回は一棟物の成約のご報告になります。
お客様から「テキストのみで物件が特定出来ないなら記事にしていいよ」と仰ってましたので、今回は写真が掲載出来ませんが。
(取引先からの希望があればもちろん「個人情報を伏せて」開示します)
昨年から販売活動をさせていただいていた関東のとあるマンションの一棟物なのですが、売主様は物件そのものの管理を自身でされていました。
当社の見解として・・・
・近隣で開発が行われている為、近い将来の地価額に期待がある
・現在の銀行評価額は希望額より低い
・4月より施行されるインスペクションの観点から考えると売却時期はあまりゆっくりとは構えていられない
・自社管理という観点で考えると、一般的なデューデリジェンスに比べて価格の伸びしろそのものは薄そう
以前にも申し上げた通り、宅建業者は価格の評定について「根拠を明らかにして意見を述べなければならない」とされているので、お客様からどんなに相場とかけ離れた価格を言われても、さすがに何でもかんでも「わかりました」とはなってはいけません。
メガバンク2行から延べ4件
他の不動産屋からの紹介で2件
売主からの紹介者が1件
沢山のお客様にご内見いただき、検討に検討を重ね・・・もちろん数億円の買い物になる訳ですから売る方も買う方も慎重になりすぎな位、慎重になっていただきました。
おかげさまで、銀行の応接室での決済と引渡を完了し、司法書士が
・売主の抵当権抹消
・売主⇒買主の所有権移転
・買主への抵当権設定
の、手続きに入りました。
今回の買主は某上場企業(のSPC)がご購入されました。
私達の仕事はこれで終わりではありません。
売主様がすること、買主様がすること、ともにしなければならないこと・・・
・鍵の全室引渡
・賃貸人継承のお知らせ
・売主の消費税納税&譲渡所得の計算
・空室のリーシング
・消費税按分からの減価償却計算
・簿価額からの譲渡所得(事業所得)の計算
やることはまだまだ沢山ございます。
売ってしまったら、買ってしまったら終わりではなく、税金大国の日本では売った&買った後の仕事が非常に多かったりもします。これから確定申告の時期が来ますが、このタイミングで売り抜けたのは、ある意味良かったのかもしれません。
昨今、良く相談を受けるのは「売る前に税金対策しようと言われているんだが、良くわからない」という事例に関してですが、売れて代金を受領する前に税金対策することは絶対にありませんし、そもそも何の税金を指しているのか訳がわかりません。
給料もらう前に所得税払う人はいますか?
買ってもいないのに取得税払う人はいますか?
いらっしゃる筈がありません(笑)
昨今、色々な会社があの手この手でお客様に近づいてきます。以前にも申しましたが、12万社以上ある宅建業者の中にはお客様にとって嫌な思いをされた会社もあるのではないでしょうか?
・売った後に固定資産税の請求が来た
・買った後の手続きを何も教えてくれない
・不動産屋が倒産して連絡が取れない
・今年から施行されるインスペクションの対応を相談したい
当社はその様な事案も数多く取り扱っておりますので、これからも「希望される不動産」を「適正な価格」でご案内させていただけたらと思っております。
ご成約ありがとうございました!!