2020年4月1日
代表取締役 趙 勝一
平素は格別のご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。
本日より令和2年度が始まりました。
とはいえ、現在世界中で猛威をふるっている『新型コロナウイルス』の影響を受け、日本にとどまらず、世界中が混乱している現状です。
有名人、著名人の感染のニュース、公立学校の休校延長(息子はずっと学校行ってません)、東京では毎日50人以上の感染ニュース等、弊社でも仕事にならない日が結構多かったです。
弊社では3/31まで、お知らせのとおり一部社員の在宅勤務の承認(子供が学生の家庭が多いので)をおこなったり、急ぎではないお客様に関してはアポイントのリスケジュールをお願いしたりと・・・今は感染が拡大しない様な企業努力をしています。
コロナウイルス感染予防対策および拡散防止のために弊社は3/31まで対応を実施しておりましたが、本日より一旦通常業務に戻り、今後の対応につきましても一両日中に協議の上、発表する予定です。
忘れてはならないのが、東京オリンピック・パラリンピックも一年後になってしまったことです。これにより不動産業界への影響もあります。実はすべて一年先送りになってしまいましたので、この延期が日本経済に与える打撃は正直計り知れないと思います。
皆様も、不要不急の外出を控え、手洗いを欠かさず、一人一人の意識をもって、この新型コロナウイルスに立ち向かっていきましょう!!
さて、気を取り直して今回は2件の成約物件の記事です。
この不動産は今年の1月と3月に依頼のあったワンルームマンションです。
実は過去に不正融資等を行っていた某金融機関の影響で投資用マンション(住宅ローンでないもの)の評価(融資)が著しく下がっています。
投資用マンションの評価というのは、難しいので内容は割愛しますが、その不動産の築年数や収入と売買金額のバランス、成約事例等を勘案しています。
どの不動産にも言えることですが、固定資産税が不動産の評価に直結することはほとんどありません。
ところが今は融資をする、しない以前の問題になってしまっており、投資用マンションに関しては、融資の申し込みすら受け付けなくなってしまっている金融機関が増えてきてしまっています。
これでは、現在所有しているオーナーさんはたまったもんじゃないです。
・所有者(オーナー)さんは売りたい
・買主候補さんはもちろん買いたい
・融資は受け付けない
誰も売れない&誰も買えない、完全な貸し渋り状態です(汗)
そんな中でも、積極的に対応してくださる金融機関にお願いして、3月末までに2件とも決済が完了しました。
弊社が・・・というより私が不動産業界にそれなりにいますので、様々な金融機関と取引したことがあり、不動産の内容によって対応してくれる金融機関と折衝できるのが強みなのかもしれません。
せっかく、売り手と買い手のニーズがあるのに金融機関が繋いでくれない状況は、このコロナウイルスの影響もあり、もうしばらく続くことが予想されます。
某上場企業の担当者と打ち合わせした際も「収益の見込める一棟物」には対応できても「開発用地等の土地」に関しては一旦ストップしているという情報も入ってきております。
(開発期間が中~長期の不動産の場合、その間の社会情勢が予測出来ないのが原因と思われます)
不動産業界にとどまらず、世界経済、日本経済の先行きが全く見えない状況ではありますが、コロナウイルスに負けない様、これからも一件一件を丁寧に取り扱いさせていただければと思います。
(現在のところ6月までは弊社も金融機関の決済予定の不動産を沢山抱えてます:笑)
ご成約ありがとうございました!!
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